◆ユーカリ◆

 【科名】 フトモモ科  

 【分類】 常緑性高木  

 【学名】 Eucalyptus globulus

 【英名】 Eucalyptus  

 【和名】 ユーカリノキ(有加利樹)

 【原産地】 オーストラリア  

 【花言葉】 新生・再生  

ユーカリ・レモン


【話】 ユーカリ類は800種以上あり、被子植物世界一の100mの樹高を持つ種から、5m程度で枝分かれする低木種まで多種多様です。これらの多くは大量の油を含んでおり、これが芳香成分となります。ユーカリといえば「コアラの食物」として有名ですが、コアラにはこの油を消化できる特殊な機構が備えられているのです。
 また、火災の後でもかならず芽を出すことや、樹皮がはがれやすく毎年新しい皮に更新するところから、古くから再生の象徴とされてきました。
 日本には大正初期に渡来してきたと伝えられています。葉には芳香があり、木材はパルプになることから一時期大量に栽培されていました。

【効用】 最も一般的なグロブルス種の精油成分は、シオネールが70%で、以下ピネン、グロブロール、アロマデンドレン、クミンアルデヒド等が主成分となります。強い抗菌、抗ウィルス作用があり、風邪の咳や気管支炎に効果があります。
 ハーブとして有名なレモンユーカリの精油は、シトロネラール、シトロネロールが主成分です。前述の作用の他に、鎮静・鎮痛作用、防虫作用があります。虫よけや虫さされの手当てに用いられますが、内服はできません。

【利用法】 葉を乾燥させ、ポプリや防虫サシェに用いますが、もっと効果的に利用するには精油を利用します。カップのお湯に2〜3滴入れてお部屋に置くだけで、芳香を楽しめるだけでなく空気を清浄してくれる効果があります。清々しい芳香は、頭をスッキリさせてくれるでしょう。風邪や、花粉症で咳がひどい時は、洗面器のお湯に4〜5滴入れ吸入するとよいでしょう。

【栽培方法】 繁殖は主に挿し木で行います。種類によっては実生繁殖もできますが、日本で手に入る種子は発芽率が低く、お勧めはできません。ユーカリはほとんどの種が寒さに弱く、関東以北では路地植はできません。ハウス内もしくは鉢植での栽培になりますが、この場合こまめに剪定をして小さくまとめるようにします。害虫もほとんどつかず、水をきらさないように注意すれば栽培は容易です。
 ユーカリは外見上で別けると大きく細葉と丸葉に別けられます。細葉種は、前述のグロブルス(通称ブルーガム)、強いレモンの芳香を持つレモンユーカリの他、ハニーユーカリ、ペパーミントユーカリ等があります。丸葉種はドライフラワーや観賞用に用い、多くの園芸品種があります。